2005年11月18日

三田ハウス1F「コートドール」

ここ、美味しいです。もう仕方ないので味以外のことをかこう。味も書きたいんだけど。
一見クラッシックなフレンチなのである。場所も又マンションの1Fと言う不思議さ。堅苦しくはないけれど超上品で、少々緊張する。なんだろう、大正時代ぐらいから有りそうなお金持ちの避暑地の別荘マンションの良いレストランが今もあるっていう雰囲気。(長い例えだな。)ベルベットよりはリネンの空間。
ところが、なんだかそう思い切るには若干違和感。つまり、サービスをして下さる方達が今風の男前なのだ。居住まいも話題も。おしきせの「です」「ます」でなくて、出て当たり前のですますに、個性的な言葉が混ざる。
ワインに悩んだとき、こちらの希望を聞いた後出た言葉が、
「ちょっと考えたんですが・・・」
おおお!!ふれっしゅ!!!いきなり「それでしたら」と来る人が多い中、なんだかきゅっと胸をやられる愛らしさ!!
一食の間になぜか絶妙のローテーションでサービスして頂く内にそれぞれの方々の個性にふれられてこれも凄く楽しい。あぁ、いつも思うんだけど、時々は無理してでもこういうところに来てみるべきだ。

おなかはいやでも一杯になり、物語はエンディングを迎え、最後のお茶のそばにアンコールの小さなお菓子が添えられる。ふぅ。なごりおしすぎます。しかしもう一つすべき事。
今日は友人からの指令で「シェフの本を買って読め、そして厨房を見せてもらえ」が下っていた。そんなことさせてもらえるのかと思ったら、ご本を買ったとき、自然とシェフを呼んで下さって、お顔を拝見させて頂くことが出来た。小柄な男性がカジュアルな服で現れた。そして、おっかなびっくり厨房を見せて下さいと、伝えたら「どうぞ」。え???いいの???
ぴかぴかの黄色い床に、新品同然のシルバーの調理場があらわれた!さらに、そこの職人さん達はみんな思い思いのエプロンとお洋服。お料理から想像した白いコックさんと、ランチ用の仕上げ待ちのお皿の並ぶ様はなく、出勤したて位銀の作業場にはものが無く、油もソースも一滴も飛ばず、かろうじてクッキーが網台に並んでさまされているだけ。さっきまで調理していたはずの匂いもない。驚愕の輝きのなか一人の若い男性があばら肉に包丁を入れていた。
ランチの陣はすでに過去に押しやられまっさらなキッチンにディナーのアップが始まっていたのかも。
厨房の人たちもさっき美容院へ行ったばかりのようなおしゃれさと清潔感。こちらも表現が難しくて困ったけど、
「意外と今風なんですね」
とかろうじて言ってみたら、
「おしきせはいらないんです」
とおっしゃった。
障子のさんを指でなぞる姑像が、意地悪おばさんみたいに表現されることがあるけれど、そこまで綺麗にすることが当たり前になっている人がいる。さらに、全てが厳しいわけでなく最低限以外は自由。こんな手綱の取り方の出来る方がたまにいらっしゃる。フロアも厨房も伝統を守りながら若々しい秘密がかいま見えた。
ぴかぴかの厨房にこちらの心もぴかぴかだ。私の中の「品」ゲージが満タン!

戻って友人に顛末を話したら驚かれた
「マジでみせてもらってきたの??俺ネットでそんな記事見たから言ってみたんだけど、ほんとにやっちゃったんだー!でも、良かったね、神様に会えて!!」
ばばばばばばばかやろーーーーう!!!!!お前が見せて頂いてこいっ!!ちっ(怒った顔)
posted by つぐみ at 23:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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